Uber Taxi が日本で浸透しにくい理由。

こんにちは、Roshiです。

今回はUberに関する記事を読んでいきます。

掲載媒体は、The Japan TImes です。

Uber finally makes it to Tokyo after six years in Japan

The Japan Times
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みなさんは日本の道路運送法上、Uberの立ち位置が違法となる可能性があることをご存知ですか?

詳しい内容は以下の記事を参考にしていただきたいのですが、日本の道路運送法の見解から、今までのUberはアメリカや諸外国で展開されてきた本当の利点を日本で活かしきれていないため、そこまで普及しませんでした。

そのUberが、6年ぶりに日本で本格展開をしようとしているという記事が今回読んでいく内容になります。

世界で急拡大中のライドシェア、なぜ日本では広まらないのか?

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Uberが進出するのは東京の品川、秋葉原、浅草エリア

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では早速、記事の冒頭部分を読んでいきましょう。

After six years in Japan, Uber Technologies Inc. has finally come to Tokyo.

Starting Friday, users in the Japanese capital can hail taxis using the Uber app. Uber is partnering with three local taxi operators to make 600 cars available primarily in the city’s central business district and the popular areas of Shinagawa, Akihabara and Asakusa.

The Japan Times

日本語訳)
6年が経ち、日本、東京での市場開拓を本格的に開始したのはUber テクノロジーズだ。

金曜日から、日本の首都のユーザーがUberのアプリを使ってタクシーを呼ぶことができる。
Uberは3つのローカルタクシー配車会社と提携して、600台の車を使うことができ、中心的なビジネスエリア(品川、秋葉原、浅草)で展開する。

冒頭部分を読んでいくと、まずはビジネスマンのユーザーが多いエリアを攻めていくことがわかります。

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日本は規制が厳しい

The U.S. company has done things a little differently in the world’s No 3. economy, which has strict regulations covering ride-sharing. The San Francisco-based company has focused on growing its food-delivery business, which now encompasses about 25,000 restaurants in 20 prefectures. For rides, it’s built partnerships with taxi companies in provincial cities, including the popular tourist destinations of Kyoto, Osaka and Hiroshima. In Tokyo, its offering had been limited to black-car hires till now.

The Japan Times

日本語訳)
・アメリカの会社(今回はUberのことを指す)は、世界第3位の経済大国であり配車サービスに関して厳しい規制のある日本でのビジネス展開について、他とは少し異なった方法で推し進めている。
・サンフランシスコでのビジネス展開がベースにあるUberは、現在日本において飲食店から購入者の間に立ち、飲食の配達事業で事業を伸ばして来た。すでに国内で2万5千ものレストランと提携しており、都道府県数では20のエリアでの展開を実現している。
・配車サービスでいうと、Uberは各都道府県の有名どころとパートナー契約をしている、たとえば京都、大阪、広島などだ。
・しかし東京では、黒車のハイヤーに関してはいまでも規制がかかっている。

サンフランシスコでの事例をもとに、積極的に日本市場を開拓しようとしている姿勢が見受けられます。

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小さく始めて、教訓を得る

“We wanted to do it right, having learned lessons in smaller markets,” Tom White, who heads the company’s operations in the country, said in an interview. “We are in a better position to not just offer a good service to riders, but also to have lasting relationships with taxi companies.”

The Japan Times

日本語訳)
・「私たちは、まずは小さな市場で教訓を学んで、それを正しく実行していきたかったのです。」日本における戦略マネジメントを行なっているトム・ホワイトさんは述べています。
・「私たちは単純に良いサービスを提供する会社ではなく、それ以上にタクシー会社と円満な関係を築きながら永続的な成長を目指しています。

単純に事業の成長性だけを追い求めるのではなく、常に顧客や周辺組織との関係も築きながら成長していこうという姿勢に共感できます。

アプリの利用率は5%

Despite being the second-largest taxi market in the world — generating some $50 billion in annual revenue — most locals in Japan still hail a cab by flagging one down in the street. Apps are used for less than 5 percent of the rides, White said.

The Japan Times

日本語訳)
・日本は世界で2番目に大きいタクシー市場にも関わらず、年間の売上高は約500億ドルのうち、ほとんどがタクシーを呼び寄せて乗車するケースになっています。
ホワイト氏によると、アプリの使用率は5%未満で低いことが分かっています。

この文章を読むと、日本市場でもっとUberを普及させるためにはアプリの使用率を上げていく必要がありそうですね。

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Uber Eatsの成功事例を活かす

“We are very much still in the early days,” White said. “There is still tremendous opportunity in this market. And the success of Uber Eats shows that people are open to the brand.”

The Japan Times

日本語訳)
・「私たちはまだ初期の段階です。日本市場には依然として大きな成長性を感じるので、Uber Eatsの成功が物語っているように、もっと人々がブランドにオープンになってくるように仕掛けていきたいと考えています。

いかがでしたか?

今回は海外企業の事例をご紹介しましたが、経営側として日本市場を分析しながら、試行錯誤の中、取り組みを工夫されていることが読み取れました。

私は普段タクシーは使わないのですが、今度機会があればUberタクシーも候補に入れてみようかと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!