こんにちは、Roshiです。
先日の記事でも取り上げましたが、COVID-19が世界的に蔓延しています。
その中で、様々な企業が互いに協力しながら、COVID-19の諸問題の解決に向けて取り組んでいます。
今回はコロナに対する企業の取り組みについて、いくつか調べてみましたので、英文記事と合わせて紹介していきます。
データの活用によって、世の中に貢献できる!
タイアップ事例を読んでみた。
1. AppleとGoogleによるBluetooth利用にするデータ活用事例
世界的に有名なAppleとGoogleという企業が、両社が持つ技術力を活かす形で、共同事業を始めるそうです。
詳細については、下記の記事にも引用されています。
端的に言ってしまうと、短距離のデータ通信として使われるBluetooth(ブルートゥース)という技術を使って、コロナに感染した人と過去14日の間に接点を持っていた人を検索・通知する仕組みを作っているようです。
たとえばですが、そのデータを活用して、自分が過去に接点を持っていた人がコロナに感染した場合、自分のBluetooth搭載端末に通知があり、健康面で十分注意をするよう喚起がされたりする構想とのこと。
※Bluetoothに関してもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
(作成後に掲載します。)
以下は、Apple公式サイトから引用した文面です。
Privacy-Preserving Contact Tracing
Across the world, governments, and health authorities are working together to find solutions to the COVID‑19 pandemic, to protect people and get society back up and running. Software developers are contributing by crafting technical tools to help combat the virus and save lives. In this spirit of collaboration, Google and Apple are announcing a joint effort to enable the use of Bluetooth technology to help governments and health agencies reduce the spread of the virus, with user privacy and security central to the design.
Apple公式サイト より引用
この英文について読んでみます。
1文目は、政府や医療機関が昨今のコロナのパンデミックに伴い、対策を日々検討している旨、書かれています。
2文目は、ソフトウェアベンダー(ソフトウェア開発を行う企業のこと)の視点で述べられており、ソフトウェアベンダーが各社の技術力を、ウィルスと闘いや人命救助のために使っていこうとしていることが示されています。
3文目は、GoogleとAppleがBluetoothという技術を使って、政府や医療機関の方のためになるように対策を講じる旨、書かれています。自社の技術力を他社との協業によって、より良いサービス展開を想定されているようです。
また、冒頭に書かれている「Privacy-Preserving」ですが、日本語訳をすると「プライバシー保護」になります。
AppleとGoogleは、プライバシー保護にも配慮しつつ、コロナの感染拡大を防ぐ手法を検討しているようですね!
2. MicrosoftとAI活用のヘルスプログラムのデータ活用事例
次にご紹介する記事は、Microsoftという、こちらも世界的に有名な企業の事例です。
今回は、GeekWireというWEB媒体の記事を引用しています。
Microsoft says it’s immediately putting $20 million from its AI for Health program toward analytical tools that can help researchers and public health officials get a handle on the coronavirus pandemic.
GeekWire “Microsoft dedicates $20M from AI for Health program to COVID-19 data analysis” より引用
John Kahan, Microsoft’s chief data analytics officer, said AI for Health “will collaborate with nonprofits, governments, and academic researchers on solutions, and bring our experience to the table, providing access to Microsoft AI, technical experts, data scientists and other resources.”
1文目で、Microsoftが2,000万ドルもの資金を、AIヘルスプログラムに投資していることが記事の文面から読み取ることが出来ます。
“get a handle on the coronavirus pandemic.” と記載があるので、今回の資金を投入することで、医療従事者やリサーチャーが出資したことで開発される分析ツールを使って、コロナウィルスに対して効果的そして効率的に、対処していけるような環境づくりを推進する目的があるようです。
また、後半の文章にも記載がありますが、今後の想定として、非営利組織や学術機関の研究者に向けてもソリューションを提供し、うまく協業していく方針があることが伺えます。
企業タイアップの事例から分かること。
今回は、Apple、Google、Microsoftの世界的に大きな企業の事例を中心に扱ってきました。
これからもコロナの収束に向けて、色々な企業や団体がコロナ対策にうまく使えるような仕組みやソリューションを提供していくと予想されます。
私たち個人としても、コロナに感染しないように意識して生活をすることはもちろんですが、困っている方がいれば自分たちにできる範囲で協力して、今回の困難を乗り越えていくという意識づくりが大事だと考えています。
また、この記事の中ではデータの活用方法については特に触れませんでした。
まずはデータの活用が重要であることをみなさんに知っていただきたかったため、あえて手法についてはお伝えしませんでしたが、もし興味がある方がいらっしゃれば、以下の書籍がおすすめです。
データの活用を実践(ビジネスの場における実践)するという観点から書かれている書籍ですので、即戦力などのキーワードにピンとくる方は、是非手に取ってみてください!
今回は以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!