各国の首都について調べてみた!(part.2 ベナン・ボリビア編)


こんにちは、Roshiです。

世界各国の首都の数や移転事情について、海外記事を読みながら調べてみました。

今回は、前回の記事からの続編です!

各国の首都の数や移転事情について調べてみた!(part.1 タンザニア・カナダ編)

前回の記事はこちら
Unsplashより:Benin

各国の首都や移転事情について調べてみた

今回もCNN Travelの記事を参考にしています。

↓CNN Travelの紹介文↓

Get travel tips and inspiration with insider guides, fascinating stories, video experiences and stunning photos.CNN Travel

訳)
・旅行に関する豆知識や共感を、サイト内に掲載されている紹介文や、興味をそそるようなストーリー、動画や写真から感じてください。

↓今回読んでいく記事↓

These countries have more than one capital

ベナン

〜憲法上の首都と、政治機能がある都市が異なる事例〜

早速、記事の内容を読んでみましょう。

Benin

一番大きな観光地から1時間の距離にある、割と地味な首都がベナンの首都です。

Unsplashより “Cotonou”

ベナンの首都は、港都市で観光地としても人気が高いコトヌーではないようです。

ポルト・ノポが、ベナン憲法上の首都になっています。ただし、事実上、国の政治的な機能を担っているのはコトヌーのようです。

・The energetic port city of Cotonou welcomes travelers to Benin with colorful hustle and swinging rhythms, and it comes as no surprise that the country’s biggest city is also the seat of government.
・The official capital, though, is an hour away in Porto-Novo.
・Here, the blare of big-city life gives way to tree-lined streets and historic architecture.
・A division of powers between the two cities has been in place since before Benin achieved full independence from France in 1960.

CNN Travel “These countries have more than one capital”

訳)
・様々な勢い溢れる歓迎とリズミカルなダンスで、旅行者をベナンに歓迎する港湾都市のコトヌーは、ベナンの首都機能を担っていると聞いて、全く疑いようがない。
・しかしながら、憲法上オフィシャルな首都は、そこから1時間も車で離れたポルト・ノポという都市である。
・並木道や歴史的な建造物をみると、大きな都市であることがよく理解出来ます。
コトヌーポルト・ノポという2つの都市に権利が分離されている事実は、1960 年にベナンがフランスから完全な独立を勝ち取る前からありました。

たまにありますが、「こんなに発展しているんだから、ここが首都に違いない!」と思って調べてみると、首都は全然違うところ(違う都市)にあった。というエピソードは、海外旅行をしているとありますよね。

ベナンの事例は、そのパターンに該当するんだと思います。(笑)

ボリビア

〜採掘やブリキ産業が2都市の発展をささえ、互いに競合している事例〜

La Paz

ボリビアの大都市は、ラパスとスクレ。

Unsplashより “Bolivia”

続いて、ボリビアの首都についての文面が続きます。

ボリビアは南アフリカの国でアンデス山脈が縦に連なっている地域です。

・Wrapped in the snowy peaks of the Andes Mountains, La Paz is a show-stopper of a capital city.
・Cable cars drift above a tangle of downtown streets, and an independent populace fills historic squares during frequent protests.
・But while La Paz is the administrative capital of Bolivia, the constitutional capital is hundreds of miles away in the city of Sucre.
・In the early days of colonial rule, silver from the mines surrounding Sucre turned the mountain city into an Andean powerhouse.
・A burgeoning tin industry helped make upstart La Paz a fierce rival for economic and political power, and it remains the seat of Bolivian government to this day.

CNN Travel “These countries have more than one capital”

訳)
・アンデス山脈の山頂の雪に覆われた地域にラパスはあり、首都としてもはや疑う人はいません。
・ラパスは、ケーブルカーが繁華街の道路ギリギリを走るような都市で、独立に燃える民衆が歴史的な広場を頻繁に埋め尽くすこともあります。
・そんなラパスはボリビアの行政首都である一方で、憲法上の首都は数百マイルも先の都市であるスクレです。
・ボリビアが植民地の支配下にあった初期、スクレを囲む鉱山から採掘される銀がアンデスを発電所へ変えました。
・そんなスクレのライバルとして、ブリキ産業がラパスを急成長させ、経済・政治的な力を得ることに貢献しました。その結果、ボリビアの行政首都としてラパスが今もなお存在しています。

今回は、以上になります!

アフリカや南アメリカの国の事例でしたが、このあたりの国々は鉱山や、鉱山から採掘された鉱物を使った産業、第一次産業の影響が都市の発展と、その都市が首都となるだけの権力を得られるかどうかを左右しているように感じました。

次回は、今回取り上げたベナンやボリビア以外の国々が、どのような判断軸で首都を決めていったのか、各国の事情について取り上げていきたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

~もしボリビアに興味のある方は是非!~